@article{oai:akitan.repo.nii.ac.jp:00000085, author = {早坂, めぐみ and 越川, 葉子 and Hayasaka, Megumi and Koshikawa, Yoko}, issue = {36}, journal = {秋草学園短期大学紀要}, month = {Mar}, note = {本研究の関心は、幼児教育段階と初等教育段階の接続にある。とりわけ本稿では、アメリカの教育制度に着目し、日本の幼児教育と小学校教育のギャップの解決に向けた策を検討したい。米国の義務教育制度は「elementary school」から始まる。しかし、その様相は日本の「小学校」とは異なる。米国では小学校の 1 年目に「kindergarten」、2 年目に「first grade」が設定されており、日本のように小学校の 1 年目を「1 年生」、2 年目を「2 年生」とカウントする制度とは異なるのである。つまり、日本で「小 1 プロブレム」と呼ばれる移行期の問題が、米国においては「kindergarten」の段階で生じる可能性があるのではないかということである。日本においては、生活科が小学校低学年に設定されるなど、教育内容の面での幼児教育と小学校教育との接続が試みられてきた。しかし、教室環境についての検討はあまりなされてこなかっただろう。他方、米国に目を移せば、小学校教育のなかに幼児教育段階の「kindergarten」の機能を含みこむ制度を有するばかりでなく、観察から「kindergarten」と「first grade」の教室環境の異同が明らかとなった。たとえば、筆者らが訪問した A 小学校では、First Grade と異なって Kindergarten には1)教室内にトイレが設置されている、2)教室の床には移動の際に整列するための目印となる表示がある、3)家族の写真が掲示されているといった点である。これらには、子どもが学校生活に適応するための配慮が見て取れる。本稿からの示唆として、子どものスムーズな学校適応に向けての環境面での工夫のなかでも取り入れやすいものについては、具体的に小学校に導入していく価値があると考える。}, pages = {129--145}, title = {アメリカの公立小学校におけるKindergarten とFirst Grade の教室環境の比較 マサチューセッツ州のA 小学校における観察から}, year = {2020}, yomi = {ハヤサカ, メグミ and コシカワ, ヨウコ} }